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[イラストのおはなし03]
コットンズの「商業イラスト」

2017.11.21
ERIKO SETO

第3回目になりました、瀬戸です。
今回もお読みいただきありがとうございます。

第3回では、コットンズが意識している「商業イラスト」についてお話させていただきます。

わたしたちがイラストを扱うお仕事を長くしている中で
「イラストとアートって何が違うの?」というご質問をいただくことがあります。
わたし自身も過去にふと疑問に思うことがございました。

【illustration】という言葉の意味を辞書で調べると「図」「(絵を使って)説明すること」とでてきます。
一方【art】はご存知のとおり「芸術」「美術」という意味です。
同じ<絵>であるので混同されがちなのですが、
説明するイラストと、自己表現であるアートは役割が全く異なります。

コットンズでお仕事としてお受けしているイラストは、おおよそ「商業イラスト」にあたります。
「商業イラスト」は、そのままの意味で、商業に使用されるイラストです。
つまり、依頼してくださる企業さまがいて、受け取り手であるエンドユーザーのお客さまがいるお仕事なので、
その方たちに届けることを意識して描くことが大きなポイントです。
そのため、第2回で触れたようないくつもの情報をお聞きすることが必要となります。

また、企業さまが納得されて、
正しくその情報や印象をエンドユーザーのお客さまへ届けることが大前提ですので、
その場合のイラストレーターの作風や描きたいことなどを優先しないこともあります。
(あくまでコットンズでのお話です。)

とはいえ、それでは個性が失われてしまい、おもしろみに欠けますので、
もちろんその役割を果たしたうえで、プラスαの個性や遊びを加えることはおおいにございます。
ただ、そのなかでも、表現に走りすぎていないか、本来の目的が叶えられているのかどうか、
という点でのジャッジをコットンズでは第三者の目線で必ず行なっています。

【illustration】の意味を「説明する」とだけ読み取るとすごく堅い言葉のようですが、
常に最後に受け取るエンドユーザーのお客さまのことを考えて制作する「商業イラスト」は
「やさしいイラスト」であると思いながらこの仕事に従事しております。

このような考えで取り組んでおりますので、不安を抱いて頂くことがないように
細やかにやりとりさせていただきます。
はじめてのご相談でも、安心しておまかせくださいませ。

第3回も読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!

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